数日後…、新しい執事さんがやってきた。

『初めまして、結城 和樹です。』


『初めまして、私は東雲 絢です。』

『初めまして、俺は椋本 裕二だ。』

『よろしくお願い申し上げます。』

『よろしくお願いします。

『ああ、よろしくな。』

あれ?顔…誰かに似てるような…。

私はたまらず裕二の服の袖を引っ張った。

『ん?どうした?』

『ねぇ…、結城さんって誰かに似てるような気がするんだけど。』

『えっ…?』

裕二は結城さんの顔をジッと見ていた。

やがて

『確かに誰かに似てるな。』

と言った。

『誰だっけ?』

『さぁ…。』

しばらく爽太さんと話していたがすぐにどこかに行ってしまった。

『絢、ちょっと出かけようか。』

『えっ?あっうん、分かった。』

『じゃあ用意してこい。』

『はぁい。』

急にどうしたんだろ?

と私は思いながら部屋に行った。