『ねぇ…、どうして…?』
『は?』
『あの人より、私の方が可愛いじゃない。』
『はぁ?』
『あの人なんか消えちゃえばいいのにぃ!!』
バシッッ。
『っ!…痛っ!』
『絢のこと悪く言うんじゃねぇっ!』
『……。』
『絢はお前より何百倍も可愛いし、お前みたいな性格ブスじゃねぇんだよっ!!』
『ブス…?』
『絢は俺の光だっ!』
『もう、俺に関わるなっ!!』
『やだ…。』
私は裕二が去って行くのが怖くて服を掴んでしまった。
すると裕二は…
パシッ!!
っと手を振り払った。
『触んなっ!!』
その瞬間私の中で何かが溢れてきた。

