私の名前は東雲 絢(シノノメ アヤ)

高校1年生。1ヶ月ぐらい前からいじめられている。

『はぁ…。また制服汚れちゃった…』

私はまだズキズキ痛む腕をかばいながら家に帰った。

いじめられてはいるけど、友達がいない訳じゃない。

私には枢木 加恋(クルルギ カレン)ちゃんがいる。

だからどんなに苦しくても悲しくても耐えられる。

『あれっ?東雲さんじゃん?』

『えっ?椋本くん?どうしてここに?』

『さっきこっちから女子が走ってきたから。しかも急いでたし…あのさ何かあったらいつでも言ってね?俺東雲さんと仲良くしたいんだ!』

『あっりがと。私の話聞いてくれる?』

『もちろん!どんな悩み?』

『あのね…。わっ…『ゆっくりでいいよ?』』
『あっ。うん!あのね…わたしいじめられているんだ…』

『はっ?いっ…いじめ?』