好きになっちゃダメですか?




私はゆっくりとベッドに座った。

もし、裕二が来なかったら?

もし、私の他に好きな人が出来ていたら?

もし、私のことが嫌いだったら?

だったら迎えには来ないよね。

私はもういらないよね…。

それなら私は…どうやって生きて行こうか?

『はぁ…。』

負の感情が私を支配する。

折角、ちゃんと裕二と向き合える勇気が出たのに…。

私は首を振った。

違うよ、まだ来ないって決まったわけじゃない。

そうだ、まだ希望はあるよ。

大丈夫だよ、多分。

私は信じてるから。