絢は弱音も涙も見せなかったんですって。
アメリカで。
あんたよりも何倍も強いわ!
ってかあんたには美咲ちゃんがいるからもう絢は要らないでしょう?
絢のことが好きっていう人なんか山ほどいるんだから!
あんたなんてもう相手にされないわ!!
絢は絶対に幸せになるわ!
あんた以外の男とね!!!』
その言葉は俺の胸に深く深く突き刺さった。
『加恋。俺間違ってた。
もう一度チャンスをくれ!
美咲とはセフレの関係をやめる。
これからは絢だけを愛すだから…『行ってきなよ、白黒つけに。きっと絢も心のどこかで望んでるから。絶対にまた絢を幸せにしてよ?笑わせてよ?世界一可愛くね?』
『っ!分かった!!まずは美咲との関係を切ってくる。』
俺はそう言って立ち上がった。
そして美咲の元へと急いだ。
ごめん…絢。今目が覚めたよ。
ごめんな。何度だって謝るからまた笑ってくれ!

