好きになっちゃダメですか?



俺たちはどこで間違ったのだろう。

どこですれ違ったのだろう。

俺がバカだったからか?

俺が無力だったからなのか?

美咲とはセフレになった。

バカだよな…。
絢がいたのに。

絢がアメリカに行ってもう1年半。

絢はまだ帰ってこない。

メールも無ければ電話もない。

そういえば最近、加恋にあってないな。

どうしよう。

絢は最近はメールも電話もしてくれたのに…。

日に日にメールの数も電話の数も減って行った。

そしてついに1ヶ月前音通が途絶えた。

消息不明。

もう今では生きているかもわからない。

どうしたんだろうか?

何か変なことになってないといいけど。

『ゆぅじ!!
一緒に帰ろ。』

はぁ…全くただのセフレなのに彼女気取りかよ…

『言っとくけど、お前は俺の彼女じゃない!』

『えぇ〜?だって泥棒さんとは別れたんでしょ?
今頃野垂れ死してるかもね…』

美咲はそう言いながらあははっ。って笑った。

『絢は死んでない。
約束したんだ。
しかも俺の彼女は絢だけだ。』

『まぁまぁ〜。もう少ししたら忘れるよ!』

『忘れる訳ねぇよ。』

『あははっ♪どうだか。』

すごくイラついた。

一発殴りたかった。

でも本当に絢は生きているのだろうか?

俺にメールも電話も来ないからわからない。

絢…どうか…連絡をください…。