どうしよう。
私のせいだもん。
私がもっと強ければ、遊びになんか誘ったから…
どうして私、いつもこんなことしかできないんだろ…
これじゃ完全に……
トラブルメーカー
じゃないか…
加恋…どうか無事でいて。
どうか笑ってて。
絶対に笑顔を失わないで!!
絶対に私が助けて見せるから…
だから待ってて…
『おい。絢!!自分を責めるな。』
『えっ……?別に責めてなんか無いよ?』
まるで心を読まれたかのような感じがして少し怖かった。
『そうか?泣きそうな顔だったからてっきりそうなのかと…。』
なぁんだそーゆーことか!
『ありがと。心配してくれて。
でも今は私よりも加恋の心配をして。』
『無理だよ…。』
『えっ…』
『そんなことゆうならそんな切なそうな顔すんなよ!』
『だって…この事を伝えたら裕二が何処かに行きそうで怖いんだもん。』
『何だ?言ってみろ。』
『裕二はなんで私を選んだの?
裕二は私のどこが好きなの?』
『俺が絢を選んだ理由?』
『ん。』
『それは、笑顔や素振りがとても可愛く見えたから。
誰にも流されず凛としている絢に俺は惚れたんだ。』
『…。じゃあ私を好きなところはそこ?』
『ああ。』
『ごめんなさい。疑うようなこと言って。』
『いーや。別にいいさ。』
『ごめんね?私、めんどくさいよね。
拘束激しいよね。
探られて嫌だよね…。
本当にウザいよね?
本当、なんで生まれてきたんだろ…』
『絢!!!俺は嫌いにもならんし、ウザいとか思って無いし、ウザいとか思ってないから』
『ゆ…じ。ありが…とう。
大好きだよ…』
『俺も……好きだよ。』

