絢が俺の腰に手を回したことも驚いたけど、1番はズルズルと俺の腰に回した絢の手がさがっていき俺の方に倒れこんだ時はびっくりした。
またずっと目を覚まさなくなるんじゃないかとか、もしかしたらとか思ったりしたけれど絢は幸せそうに微笑みながら眠っていた。
それが俺には恐ろしく綺麗に見えた。
ーー重症だな…俺ーー
でもこれじゃあ下手に動けねぇじゃねぇーか!?
絢を起こしたくないけど…でもこれじゃあ俺が辛い。
俺はそっと絢を抱き抱え保健室へと急いだ。
絢は相変わらず微笑みながら眠っていた。
すごくすごく愛らしかった。
俺は絢を保健室のベットに寝かせると先生にちょっと具合悪いのでベット借ります。と言って、俺もベットに横たわった。

