好きになっちゃダメですか?

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この街も久しぶりだな…。

俺は7年振りにこの街に帰ってきた。

絢、元気かな?

俺のこと、覚えてるかな?

俺は不安と希望を胸に秘め、絢の家に行った。

俺が引っ越してから場所は変わっていなくて幸いだった。

俺は玄関のチャイムを押した。

『はぁい。』

と懐かしい声がした。

『どちらさまで…あれ!敦己くん!いつ戻ってきたの!?

あっ…もしかして絢?

絢なら○○病院にいるわ。』

『一気に質問責めですか…相変わらずですね。

絢はなんで病院にいるんですか?』

『うーん。いきなり倒れて半年以上目を覚ましていなかったの。

でも何日か前にやっと目を覚ましたのよ。』

『そうですか…』

『あっそうだ!!行くなら部屋番号は601号室だから。』

『あっありがとうございます。』

『じゃ、絢によろしくね。』

『分かりました。じゃあまた。』

『また来てね。』

絢のお母さん変わっていなくてよかった。

それより今は病院に急がなくちゃな。