絢side


パタパタッ。

あれ？誰か来たのかな？

私は裕二と加恋と話しながらもその足音が気になった。

私がずっとドアの方を見ていたから不審に思ったのか裕二がどうした？と聞いてきた。

それに私はいや何か足音が聞こえてきたから何なのかな？って思って。

看護師さんじゃない？って加恋が言ったから気にしなかった。

私は裕二と加恋に今日は帰るの？と聞いた。

そしたらいや俺は帰らねぇ。と裕二が言った。そのあと加恋も帰らない。って言った。

俺は絢が退院するまで帰らねぇ。と言った。加恋も私もと言ってくれた。

でも疑問に思った。

忙しくないの？と私は聞いた。

そしたら裕二と加恋が絢、落ち着いて聞いてくれる？と聞いてきたからコクンッと頷いた。

実は美咲がお前を殺そうとしてるんだ。
と裕二が言った。

私は思わず聞き返していた。

殺す？本当に？


本当だったら怖い。

私は知らず知らずのうちに震えていた。

私は2人に震えてるのがばれないようにギュッと自分を抱き締めた。