そして、今日は彩音さんの定期検診の日。
僕が担当になって初めての日だった。
「最近はどうですか?
特に変わったことは…」
まずは問診からはじめる。
「元気すぎるくらい元気です。
帰って宿題やらなきゃいけないから、
早くしてくれません?」
という彩音さん。
本当に元気そうだ。
「それなら良かった。
じゃあ、まずは心電図やるので、
胸開いて…」
と言って気づいた。
…僕だって医者とはいえ、一応男なわけだし、
女子高生の子に向かって軽々しく胸開いてなんていうのは
デリカシーなかっただろうか。
看護師を呼ぼうかとも思ったけど、
彩音さんはあっさりと胸を開いてベッドに寝ていた。
…気にし過ぎ…か。
そうだよね。
彩音さんは女子高生である前に患者だし、
彩音さんからしてみれば僕はただの医者だ。
意識する方がおかしいか。
そう思ったけど、やっぱり少しは緊張してしまって、
しかも、それを見抜かれたのか…
「先生、ひょっとして緊張してます?」
僕が担当になって初めての日だった。
「最近はどうですか?
特に変わったことは…」
まずは問診からはじめる。
「元気すぎるくらい元気です。
帰って宿題やらなきゃいけないから、
早くしてくれません?」
という彩音さん。
本当に元気そうだ。
「それなら良かった。
じゃあ、まずは心電図やるので、
胸開いて…」
と言って気づいた。
…僕だって医者とはいえ、一応男なわけだし、
女子高生の子に向かって軽々しく胸開いてなんていうのは
デリカシーなかっただろうか。
看護師を呼ぼうかとも思ったけど、
彩音さんはあっさりと胸を開いてベッドに寝ていた。
…気にし過ぎ…か。
そうだよね。
彩音さんは女子高生である前に患者だし、
彩音さんからしてみれば僕はただの医者だ。
意識する方がおかしいか。
そう思ったけど、やっぱり少しは緊張してしまって、
しかも、それを見抜かれたのか…
「先生、ひょっとして緊張してます?」

