「あ、来た来た!彩音、待ってたよ。」

教室に入ると笑顔で迎えてくれる雪乃。

「遅いよー!お腹すいたー」

ちょっと不満そうなたきのり。

「遅くなってごめんね!雪乃。」

「なんで、雪乃には謝って私には何も言わないのか。
そういう悪い子からは、このウィンナーひとつ貰いっ!」

「あ!やったな!!じゃあ、たきのりの卵焼きひとつ奪ってやる!」

「なんだと、こらー」

「まあまあふたりとも落ち着いて」

「「食べ物の恨みは恐ろしいの!!!」」


この日々は私の宝物。



ずっと続いて欲しい日々。
もっと二人と一緒にいたい。
もっと二人と遊びたい。



どうか…どうか…どうか神様、
この日々を私から奪わないでください。


身体のことなんて忘れて、自由に過ごせる時間を私にください。


なんでもするから…


お願いだから…