「じゃあ、あらためて、どこ行きます?」
「………。」
「あ………どこ行きたい?」
「………金魚すくい。」
「え?」
「やったことないから、やってみたいの!」
「わか…った。
じゃあ、行こっか。」
先生が頑張って敬語を使わないようにしてるのが、どことなく可愛いなあなんて、
馬鹿なことを考えていると、
「はい。」
「あん?」
手を差し出してきた。
「人多いし、はぐれないように。って思って。」
ドキッ!
手をつなげ…と?
……いつも、先生の手なんて散々見てるのに、
なんで、こんなに緊張するんだろう?
「………こういうときは、
出しかけた手を
ポケットに入れて、握り締めてろよ。」
冗談を言って、緊張をごまかした。
「は?」
「なんでもない。行こっ!」
先生の手をとる。
繋いでみると、緊張がとけて、
こんどは何故か少し嬉しくなった。
「………。」
「あ………どこ行きたい?」
「………金魚すくい。」
「え?」
「やったことないから、やってみたいの!」
「わか…った。
じゃあ、行こっか。」
先生が頑張って敬語を使わないようにしてるのが、どことなく可愛いなあなんて、
馬鹿なことを考えていると、
「はい。」
「あん?」
手を差し出してきた。
「人多いし、はぐれないように。って思って。」
ドキッ!
手をつなげ…と?
……いつも、先生の手なんて散々見てるのに、
なんで、こんなに緊張するんだろう?
「………こういうときは、
出しかけた手を
ポケットに入れて、握り締めてろよ。」
冗談を言って、緊張をごまかした。
「は?」
「なんでもない。行こっ!」
先生の手をとる。
繋いでみると、緊張がとけて、
こんどは何故か少し嬉しくなった。

