「……え!?えええええ!?」

驚いてる先生。

「そんなに動揺しなくても。」

「だ、だって…
あ、わかった!
また、"何本気にしてんの?"とか言うつもりですよね?」

「言わないよ?本気だし。」

「…っ!!!
あ…あ、えと………」

「先生、自信持っていいと思うよ?
真剣な表情、結構かっこいい。」

「ちょっと待ってください!
なんか、彩音さん変ですよ?
いつもと違うというか…
どうしたんですか!?」

「どうした。って、
ほら私、今、結構高い熱あるし。」

「あ…」

急に落ち着く先生。
この人、本気で一瞬、今の状況忘れたよね?
まあ、こっちもその方が気晴らしになるから、いいんだけど。

でも、
確かに、いつもだったら、
絶対、言わないようなことを言ったかも…

今さらながら、
少し恥ずかしくなってきた。

あ…
これ、
恥ずかしいわ…


「やっぱり、熱で頭おかしくなってんのかも…」


恥ずかしいと思ったら恥ずかしくなったので、
私は布団に潜り込んだ。