しかし、
どうやらやっぱり上手くごまかせては
いなかったみたいで…
「やっぱり、進本さんには嘘つけないか…」
「これでも、看護師ですので、
顔色とあなたの性格から、大体わかります。」
「これでも、も何も、進本さんは立派な看護師さんだよ…」
進本さんは、
私が病室に帰ってすぐ、
冷えピタを持ってきてくれた。
「熱は測りましたか?」
「…測らなきゃ、ダメ?」
現実を知りたくないんだけど…
「………」
進本さんは無言で体温計を差し出す。
当たり前…か。
音が鳴ったので見ると、
「…わーい、38度ー
平熱だー………!
………すみません。」
「………」
冗談を言って誤魔化そうとしたけど、
怖い顔をされた。
どうやらやっぱり上手くごまかせては
いなかったみたいで…
「やっぱり、進本さんには嘘つけないか…」
「これでも、看護師ですので、
顔色とあなたの性格から、大体わかります。」
「これでも、も何も、進本さんは立派な看護師さんだよ…」
進本さんは、
私が病室に帰ってすぐ、
冷えピタを持ってきてくれた。
「熱は測りましたか?」
「…測らなきゃ、ダメ?」
現実を知りたくないんだけど…
「………」
進本さんは無言で体温計を差し出す。
当たり前…か。
音が鳴ったので見ると、
「…わーい、38度ー
平熱だー………!
………すみません。」
「………」
冗談を言って誤魔化そうとしたけど、
怖い顔をされた。

