「何すか?俺今セリフ覚えているんすけど。」
イスに座って、台本を見ながら気取ったように言った品川さん。
その態度に頭に来た堀さんが衝撃のひと言を言った。
「帰る‼︎こんな奴と一緒に演技出来るか‼︎」
スタッフさんたちは顔面蒼白になり、必死に頭を下げていた。
そんな中でも、ドカッとイスに座って台本を見ている品川さん。
俺は品川さんのところに行き、台本を取り上げた。
「何すんだよ‼︎」
「あなたのせいで撮影が出来なくなりかけて、スタッフさんが必死に頭を下げているところを何とも思わないんですか?」
「そんなの勝手にやっていることだろ。俺には関係ない。」
「その態度がみんなに迷惑かけているのを分かってないんですか⁉︎スタッフさんたちが寝る間も惜しんで必死に頑張っている作品をあなたのそのような態度のせいでなくなりかけているんですよ⁉︎」
「自分が偉いと思っているみたいですが、この中で1番偉いのはスタッフさんですよ。スタッフさんがいるから、こうやって映画を撮影出来ているんです。」
シーンとなった空気。
ばつが悪そうに目をキョロキョロさせている品川さん。


