「ひかり、すごく喜んでいてあんなに楽しそうに遊んでいるところ久しぶりに見たよ。」



「俺も久しぶりに楽しかった。ひかりと遊んでいると本当に楽しいって思える。」



「なんか嬉しいな。向井くんと始めて会ったときに比べて雰囲気が柔らかくなった。」



「そうか?」



「うん、ひかりってすごいね。」



「あぁ……」




子供ってあまり好きじゃなかったけど、ひかりなら好きになれる。



それくらいひかりの心が純粋ってことだよな……




「じゃあ、そろそろ帰るわ。」



「うん。また遊びに来てね‼︎」



「あぁ。」




手を降っている新田に手をひらひらさせて、エレベーターで降りて自分の家に帰った。




新田なら、信じられる。



根拠はないが、何となくそう思えた。