俺とひかりが先に食べ終わり、食器を下げて、洗面所に篭った俺。



歯を磨いて髪を整えたら、部屋に戻って制服に着替えた。



カバンを持って一階に降りると、ひかりは準備万端だった。




「ひかり送って学校行ってくる。帰りはお父さんよろしく。」




手をヒラヒラ降っているのを見て、ひかりと家を出た。




「この前はるくん見て、先生ビックリしていたよ。」



「どうして?」



「天才子役〜‼︎とかイケメン〜‼︎とか言ってたよ?」



「ははは……」




今でもそう言われているのか……



芸能界辞めてかなり経つのに……




「あ、先生だぁ〜‼︎じゃあね、はるくん。」



「帰りはお父さんが迎えに来るから。」



「はーい‼︎」




ブンブンと手を振りながら、幼稚園に行ったひかり。