「奈緒、落ち着いた?」
「うん、ありがとう……」
「今日はもう帰ろうか。」
「ごめんね……」
「いいのよ、奈緒の体調の方が心配だから。」
お会計をした後、カラオケを出てみぃの家に帰った。
みぃに悪いことしちゃったな……
「奈緒、バイトあるから先に寝るね。」
「うん、おやすみ。」
自分の部屋に入るみぃを見ていた。
全然眠たくないな……
あ、そうだ……
お詫びも兼ねて、みぃに朝ご飯作ろうかな。
冷蔵庫の中の食材を出して、ちょっと豪華な朝ご飯を作った。
って言っても、サンドイッチとフルーツにヨーグルトだけだけどね。
ラップをして、みぃを起こさないようにそぉっと部屋に入って、布団に入った。


