「ごめん、ちょっとそこのコンビニで買いたいものあるから、待っててくれない?」
「いいよ〜。」
みぃとコンビニに入り、雑誌売り場のところから相手にバレないように見た。
すると、あたしたちを待ちくたびれたのか、他の女の子をナンパしていた。
よかった……
「あいつら絶対危ない奴らだよね。」
「うん、あたしも思った。」
ナンパされたら遊んだりするけれど、危ない奴と分かったらこうして、みぃと目で合図をして上手く逃げている。
犯罪に手を染めている奴らと遊ばない、みぃと決めていることだ。
「あ、あそこにカラオケあるし、今日はオールしない?」
「いいね‼︎」
みぃとカラオケに入り、たくさん歌った。
みぃといると、すごく楽しくて、いつも笑っている。
だけど、どこかしっくりこない……
それに、楽しいはずなのに心の底から笑えない……
この違和感は何だろう……


