少し経ってから俺は前からしまっておいた気持ちを涼風に明かした




そしたら涼風も同じだった.......そこでお互いの身分を知ったんだ







「涼風の両親はどんな仕事をしてるの?」










「仕事っていうか統治?かな?」








「え?」








「もうここまできたら隠してても仕方ないわよね...........」








「どういうこと?」








「私は魔女界の第一王女なの............」









その時涼風は本当に悲しい顔をしてた..............
多分俺が普通の貴族だと思ったからだと思う
 








「俺も........俺は魔法使い界の第二王子だ」









「!!本当に?じゃあ私はお母さんを悲しませなくていいのね?」









「どういうこと?」









「私亮太との付き合いを反対されたら家を出ようと思ってたの」







涼風は本気だったし俺も同じことを考えてたから嬉しかった








俺たちはもちろん結婚できるものだと思って疑わなかったから両親にお互いを紹介したんだ
そしたら










「その子との付き合いを認める訳にはいかない
!!今すぐ別れなさい!!」






どちらの親にもそう言われ何がなんだかわからなかった








それでも2人ともそれなりの覚悟はしてたから頑張って説得しようとした











でもそれは余計に怒らせることになったんだ









涼風は大好きな母親がどうして自分の気持ちをわかってくれないのかと毎日のように泣いていた








親を本気で怒らせてしまった俺らは2年会うことを禁じられたんだ