「 ……あー。俺何してんだ。」

優香が帰ったあと、俺も家に帰った。

そして今、途方にくれている。

なんで、あんな焦っちまったんだ。

あーー。振られるパターンだ。

……でも、後には戻れねえ。

がんばるか。

そうやって開き直る事で
気を紛らわし眠りについた。


その夜、夢を見た。

優香と歌っている夢。

覚めたくない。

心からそう思った。