「とう、ま......」

名前を呼ばれて目を覚ます

「透真?」

「かん、や」


目を開けるとそこには柑也の姿がみえる

倒れてからずっと居てくれたのだろう

「大丈夫か?痛いところとか
どこがしんどいとか、ないか?」

「ないよ....」

「よかった」

柑也はふにゃりと笑う

いつもと違う力の抜けた笑顔に

ドキッとする