「もう、一週間か」
ボソッと呟く
柑也にもう一週間も会ってない
もちろんムッテも
「会いたいなぁ.......」
「誰に、会いたいの?」
懐かしい
低いけど綺麗な声が......
「かん、や..........」
おもわず、抱きつく
「おわっ!ちょ、と、透真.....」
「柑也....会いたかった!」
「俺も、会いたかったよ、透真.......でもねここ、歩道なんだよね」
ほ、ほ、ほ、ほ、ほ、ほ、歩道.....
「キャー!ごめん!」
注目の的
あまり人がいなかったし
同じ学校の人もいなかった
「かん、や.....」
本物だよね?偽物じゃ、ないよね?
「透真、抱きついてもいい?」
「なっ、なん.....」
途中でなにも言えなくなって抱きつかれる
「いろんなこといっても結局、拒否しない透真、好きだよ」

