「こっちよ」 「今度はこっち」 「さ、ここよ」 長い間、この広い、お城みたいな家を歩き続けていた そしてようやくたどり着いたのは普通の部屋?の前 加桜は入ろうとしない 「入らないの?」 「嫌ね、透真が先に入るのよ」 そういわれて、こんな広い家を逃げ回るわけにもいかず ドアを開いた