王子様の声フェチっ!

その後詳しく俺のことや学校のこと

友人のことなどを聞いた


俺は個室だった

そのドアが開く

入ってきたのは女性と男性

おそらく両親

「柑也、調子はどう?」

「...................どなたですか」

わかっていることをこんなふうに聞く俺は

ずいぶんと酷いやつだ

「あなたの母親よ」

俺は父親の方に目を向ける

眉を八の字にして無理やり笑っている

「僕は君の叔父だよ......」


俺は

この想いをどこへ吐き捨てればいいのか

全くわからなかった