「俺も透真が大好き」

柑也が私を包んでくれる

でも涙はとまらなくて

「透真、サボっちゃおっか」

ニヤリと笑う柑也に返事も言わずに

また、涙が溢れだした

「透真、泣かないで」

とまらない

「透真、ここマンションの中で
家のなかじゃなくて廊下だから.......」

柑也のことに夢中で全然気がつかなかった

「じゃ、中に入らしてもらいます」

柑也と一緒に家の中に入った