そこには頭に包帯を巻いて

右手にギプスをつけている柑也が

立っている

「かん、や.........」

なんでそんな傷があるの?

事故にあったの?

聞きたいことはいっぱいある

けど言葉が出ない

「ハハハ、冗談だよ?透真
学校行こうか」

「...........寂しかった」

私の頬が濡れる

「柑也、心配したっ
会いたかった......大好きだよ、柑也」

柑也は驚いている