僕はなんか胸の奥が、熱くなるのが分かった。僕にとってこれは、初めてだ。三次元の女の子にドキドキするなんて。僕の天使はミクたんだけだ!三次元など興味ない!と、心の中で叫んだ。
「山内さんの席は、河井くんの隣ねー。」
くそー、河井うらやましいなー。山内さんの隣だなんて…。
「よろしくね、河井くん。」
……。あ!河井くんって僕か!気づかなかった。
「よ、よろしく。」
女の子も話すのは小学校以来だ。少し緊張した。