あの夏のこと


その男の子は、道行く人に片っ端から声をかけていた。

男の子にも声をかけていたから、ナンパじゃなさそう。


でも、何故か声をかけられた人全員がその男の子の事をことごとく無視していた。



まるで、男の子の存在に気づいてないかのように―…。