「そんなわけなっ…。」 私が「そんなわけないって」と言おうとして振り向くと、そこにはさっきの冬服の男の子はいなかった。 「あれ…?さっきまでここにいたはずなのに…。」 「何言ってるの。さっきからそこには誰もいなかったよ?」 「え…?」 私、見間違えたのかな? いや、でも確かにいたような…。 私が考えていると 「何してんの、早く帰ろうよ!」 と夏樹が言ってきた。