愛されない黒猫


ずっと。ずっと会いたかったのにな……

やっぱり俺は……

キキーッドッカーン

え……頭が……ヤバい意識が………


「んっ……」

「ここはどこだ?」

「ここは生死の境目よ」

「あんたは誰だ」

「クスッ私はあなたの親よ?」

「なら!「あなたは勘違いしてるわ私はあなた達を捨てたんじゃない」

「えっ?」

「死んだよの?」

「っ……」

「でも、私は今のあなたの親と同じ扱いをして育ててきたわ」

「………」

「今ならまだ間に合うわ。あなたを必要としてくれる人達が。早くいきなさい」   

今までごめんね。幸せになってね

なんてつぶやいていたなんて零はしらない