しばらくして、弥殊はキャプテンと付き合い始めた。 たけの時とは違って、先輩がリードする分長く続く。 毎晩のように窓越しに惚気を聞く。 姫には手が届かないのに。 俺の心には嫉妬心が渦巻いた。 じいのくせに。 叶うわけないのに。 姫の横に並ぶ夢を思い描いたんだ。