中学に入った頃。 俺はバスケを始めて、みーちゃんもバスケを始めた。 少し身長の伸びた俺の姫は、先輩にとても人気があった。 「お前樋脇さんと幼なじみって本当か?」 バスケ部のキャプテンに聞かれて、俺は頷く。 「紹介してよ」 言われるままに、弥殊に言う。 「男バスのキャプどう思う?」 いつものように窓越しに聞く。 弥殊は少し悩んでから答える。 「バスケ巧くてかっこいいと思うよ?」