走って、朔の家のインターホンを押す。 出たのは、朔だった。 あたしは、朔に飛びついた。 「はっ?心愛っ!?」 ゴンッ! 何か音がしたけどそんなの知らない。 いきなり飛びつかれてびっくりしたであろう朔は、あたしを受け止めて倒れていた。 朔に抱きつく。 「朔が……好き」 しっかりと伝えた。 「こ……こあ、それ、ホント?」 聞き返される。 「うんっ、引っ越しても、元気でね」 その言葉を言った途端、泣きたくなる。