その手紙は、朔からだった。
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ウソついてごめん、心愛。
逆チョコなんだけど、俺の気持ちだから。
朔
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その手紙を見て、あたしは立ち上がり玄関に向かう。
あたしには、内容が分かった。
走り書きのような字。
あたし、自惚れちゃうよ。
「心愛!これ、持って行きなさい」
お母さんがあたしに何かを渡す。
昨日、渡せなかった朔へのチョコだった。
「お母さん、ありがとっ!」
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