いっつも朔があたしにするように、あたしも嘘をついてやろうと企んでる。 だけど、朔は楪が好きなのかもしれないから、まだ渡すかは分からない。 渡すのが怖い。 受け取ってもらえなかったらって思うと。 「あ、朔は誰かからチョコもらった?」 あたしがそう聞くと、首を振る朔。 まだ誰にももらってないんだ。 あたしはホッとする。 だけどそれと同時に、1つ思ったことがある。 楪は、朔にあげていない。 てことは、朔が本命? でも、まだみんなにあげたわけじゃない。