甘いオオカミ少年と~Valentine Love~






「うん、余ったら心愛にあげるね」




なんて嬉しいことを言ってくれるのでしょう。





楪は配りに行った。




あたしが1人になった途端、後ろからあたしの肩に誰かの腕が乗せられた。





「……朔!」





「よっ、なんか暇そうにしてるから来た」




暇そうって、失礼な……。





「心愛もチョコあげるの?」




「……うん。友チョコだけどね!」





あたかも朔にはあげないとでも言うように話す。




こうしないと、チョコをあげてしまいそうになる。




ホントは今日作るんだ。





朔へのチョコ。