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時が過ぎるのは早いもので、バレンタインまで明日というところまで迫ってきていた。
「バレンタイン、明日だね。チョコ楽しみに待ってて」
楪がそう言うから、あたしはニヤけずにはいられなかった。
だって、楪のチョコ美味しいもん。
去年も食べたけど、もう美味しくてお店に置いてあるものみたいだった。
「あたしも明日あげるね。男子にはいつあげるの?」
楪は、ゴソゴソとカバンを漁り出した。
「今日あげようと思って。今日は義理、明日は本命にしようと思って」
「ほう、じゃあ、配っておいでよ」
あたしは楪を送り出す。

