次のホームに着き、乗っていた客が降り、また新たな客が乗る。
あたしたちの近くに、男の子とその母親が近くの空いている席に座った。
うわ、なんかカッコいい顔立ちだ。
あたしが見ていたことに気づいたのか、男の子がこちらを向く。
「おねえちゃん!こんばんはー!」
ニコニコして挨拶をしてくれる。
「こんばんは、僕いくつ?」
あたしは、少し身を屈めて聞く。
「ぼくは5さいだよ!おねえちゃんかわいいね!」
こんなお世辞、5歳で言えるものなのだろうか。
「ありがとー、お世辞でも嬉しいな」
「おせじなんかじゃないよ!ホントのことだよ!」

