「よしっ!帰ろ。早く帰らないと電車、人多くなっちゃうじゃん!」 「多分もう多いだろ。この時間」 時計を見れば、もう5時をとっくに過ぎていて6時前だった。 「朔があんなことしてるからじゃん!」 「あんなことってなんだよ」 「もういいっ」 恥ずかしい思いはしたくないもんねっ! ─────────────────────…… 歩いて電車のホームへ向かう。 「あ、もう電車来てるっ」 「は?マジかよ、走るぞっ!」 手をグイッと引かれる。