「まぁ、ウソだけどな」
「へ?」
つい間抜けな声を出してしまった。
「この高校にこんなジンクスがあるかよ」
こんの、オオカミ少年が……!
「ひどーいっ!そのジンクスロマンチックだなあって思ったのに!」
「ごめんごめん、いいじゃん別に。からかいたくもなるっつの、そんな真っ赤な顔してたら」
そう言われてあたしは、顔をバッと隠す。
顔が熱い。
「って、早く服着なさい!風邪引くでしょ!?」
赤い顔を隠すように、プイッとそっぽを向いて、促す。
朔は、お前は母親かよ、なんて言いながら着替えを済ました。
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