星空の七日間

「あった…」



『今日も、きた』


『月に、会いたかったから』


『星』


『きて』



結露したガラスに書いた文字の跡が見える。


陽一もこれを見て、目を丸くしている。



夢じゃなかった…

星の歌声が耳の奥によみがえる。


『月に、会いたかったから』


星は何のために


俺に会いに来たのだろう?