陽一は、かなりはりきっているようだった。


俺は正直、あれは夢だと思っていた。


気がついたらいつも朝になってたから。


でも、もしあれが夢ではないのなら…


星は一体、何者なんだろう?



俺の前の席の陽一がノートをまわしてきた。


『詳しいこと書いて』


……。


やる気まんまんだ。



詳しいことって言われてもねぇ…


俺はしぶしぶシャーペンを手にした。