朝からずっと、雨だった。


学校に行かなくてはいけないけど、

布団の中でごろごろしていた。



♪♪♪~♪♪~


家の電話が鳴り響く。


ほっとく訳にもいかず、仕方なく起きる。


「…はい?」


電話の相手は、担任だった。


「どうしたの、風邪でもひいた?」


時計を見ると、授業が始まっている時間だった。


「あ…」


「ちゃんと休むのよ。」