「やばっ、寝坊した」

携帯のアラームに気がつかず
慌ててベッドから落ちる。

家の中は誰もいないから
どんなに音を立てても怒られなかった。

急いで顔を洗い制服に着替える。

腰まで伸ばしたスーパーロングの髪を
ブラシで丁寧に梳かし
鞄と携帯を持って家をでる。

鍵を閉めたらダッシュで学校に向かう。

前髪を押さえながら。