職員室へ行くと

先生は

「武井っ、お前のお母さんが

危ないらしい…すぐ行けっ」

「そ、そんな。」

震える私の肩を誠が抱いてくれる


「先生、俺も行かせてください」


「かまわん。それより、早く行ってやれ」

校門へ走ると
タクシーが待っていた
乗り込むなり、行き先はわかっているようで

走り出す