泣きながら歩く

すると、後ろから

「きさらっ
危ないから送る」


ねぇ、なんでわたしじゃないの
あなたの横にいれると思ってた

無言で歩くと
誠は話し出す

「大和はな。いいやつなんだよ。

あいつが笑ってれば俺も嬉しいし。
こんな気持ち初めてなんだ、」


「ねぇ、誠
私のこと捨てないよね?」


つい、言ってしまった
誠は優しいから断れないと思ったんだ。

違うかった


「ごめん、きさら


俺もうお前の気持ちにこたえられない」


そう言った

その後は無言で家に着いて
別れをつげる