「きさら、どうしたの?」 「誠、あの子……」 「あぁ、武井?どうかした?」 病院で会った子だ 「ううん、なんでもないの 一緒に帰ろうと思って…」 誠が私を選んでくれると 淡い期待をしてそういう 「ごめん、今日は 武井の家にご飯食べに行くから また今度な?」 家?なんで?あの子の家へ行くの? 「うん、わかった。 気をつけてね」 「お前もな」 そう言って私じゃない 他の子のもとへ走っていく 背中を見つめる