「さあ、そろそろ行こうか。」 天使が私に手を差し出した。 私は、迷うことなくそれを取る。 もう、十分だから。 最後に、悠を見つめた。 夕方見たときと同じ体制で、寝ている悠を見ていると少し寂しい気持ちになったけど 私は、悠の幸せを願っているからね。 次は、来世でまた会おうね。 そう心の中で呟き、私は淡い光に包まれるのを感じながらそっと目を閉じた。 end